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まわりが見えなくなる程の漆黒の闇に包まれた部屋。
人の声はおろか風の音すら聞こえない。
そんな部屋のどこからか少女の声が聞こえてきた。
「……獅燿入りました。ご用件は?」
部屋のすみに火がボッと灯る。
どうやら部屋のすみに燈籠があったらしい。
明かりに照らされ、少女の姿が見えるようになった。
紫がかった黒髪は肩を少し越えるぐらいの長さで首の辺りが跳ねている。
そして肌は白く、全身黒の衣装にはえていた(別にコスプレじゃないよ)
少女はひざまずいて、ある一ヶ所を見つめている。
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