眼帯の下

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 ――なんだか妙に騒がしいな…朝っぱらからなんなんだ?――  ――温かい………あぁ、ベットの中だからか――  ――でも何かいつもの布団と違う…布団にはない柔らかさと暖かさ、そうまるで誰かに抱き締められているような……………………抱き締められている!?――  蒼弥は一気に覚醒し、目を見開いた。  そして少し体を反転させて隣を確認する。  「……なんで!?」  一瞬フリーズしたあと思わず叫ぶ。  蒼弥を抱き締めながら寝ていたのは昨日突然現れた少女だったからだ。    
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