18人が本棚に入れています
本棚に追加
/80ページ
………確かに右目は赤黒い色をしていた。
うわぁぁぁぁ、と叫んでいる蒼弥に溜め息をつき、少女は
「………そりゃそうですよ。その目はトビラなんですから。」
「…………………………………………………………『トビラ』ぁ?」
蒼弥は少女を振り返る。あれ?目に何かが光っているぞ?
「はい。そろそろ話しましょうか。―――――――――――言い忘れていましたが、私の名は『獅燿』です」
少女―――『獅燿』は語る。
最初のコメントを投稿しよう!