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渚side
食事の時から律香は何かを考えている様子だった。
俺は心配だったが
律香が先に部屋に
戻ってると言ったので
ゆっくり食事をした。
その間も考える事は全て律香の事だった。
あいつは正直…
可愛い…
だから放っておくと
いつの間にか
他の男に取られてしまう
その前になんとしても俺のモノにする!
食事が終わり
そそくさと部屋に戻った。
律香の顔が見たいが為に…
でもそこには律香の姿はなかった…
何処に行ったんだ?
トイレだろう
その時はそれくらいしか考えてなかった。
けれど1時間が過ぎても律香は戻って来ない。
部屋の中を行ったり来たりしていたが、さすがに絶えきれず部屋を飛び出し屋敷の中を探し周る。
まさか出て行ったんじゃ…―
クソッ!
律香――
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