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律「…颯斗君?」
颯「あッ!俺…ごめん!」
無意識の内に、律香の手を掴んだ颯斗を渚は睨んで律香を連れ出した。
廊下を早歩きで行く渚。
律「ねぇ!何処に行くの!?ここ学校だよ!」
何を言っても渚は返事を返してくれない。
それだけ怒っているのだろう…律香はそう思った。
だが、怒られるような事はしていない…
私が何したって言うのよ………
学校を出て、車に乗せられ、着いたのは渚の家。
私の家でもあるけど…
そのまま渚の部屋に押し込まれ、部屋の鍵をかけられた。
―ガチャッ
律「どおして!?開けてよ!渚ッ!!」
部屋の外から渚の声が聞こえる。
渚「なんで昨日、帰って来なかった?お前の家は此所だろ?」
律「昨日は志穂ちゃんの家に泊まるってメール送ったじゃない!たった1日いなかっただけで、どうしてそんなに束縛されなきゃいけないのよッ!」
渚「五月蠅い!!しばらくそこで頭冷やせ!」
そう言って、渚は部屋の前からいなくなった。
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