プロローグ

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「あっ!?ママ!パパがテレビに出てるよ!」 幼い広喜(ヒロキ)はテレビに向かって叫んでいた その言葉を聞いて母親の美咲(ミサキ)が駆け寄る 「本当だ!今日は調子良いみたいじゃない」 対戦成績には防御率0.52と書いてあった 「ねぇねぇママ!」 「なぁに広喜?」 「僕ね、大きくなったらパパと一緒の野球選手になるんだ!」 「うん!広喜ならきっとなれるわ、ママ応援しちゃう!」 「うん!プロ野球選手になったらね、パパと一緒に甲子園で野球するんだ」 この頃の広喜には野球が全てだった…… そう……… この時までは━━━━
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