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「…暴れないで」
少し、スパナから殺気に似たものを感じた
よく見ると、手には手錠をかけられていた。
「…な、なんで、…俺、……死んだとばかり…」
あぁ、そうだ
やられたはずなのに…
ちゃんと、包帯までまかれている
スパナは、何処かからゴソゴソと作業服を取り出し、手渡した
ブカブカなんだけど
「ちゃんと、Sサイズ取ってきたんだけど…まだ、ブカブカだな」
目で、ちらりと見るとくすっと笑う
笑うと、以外に無邪気な顔だ
すると、こちらをじーっと見つめてくる
「……なに、かな?」
質問せずには、いられなかった
「…ウチは、日本文化が好きなん…ほら…」っといって、彼のお手製湯のみから色々見せてくれた
「スパナは、日本が好きなんだね」
そういえば、バジル君も、そんな事言ってたっけ
バジル君のも面白いけど、スパナも面白い…というか、天然?に近いな…
って…まてまて
一応、ミルフィオーレだよ
何、安堵してるんだ、俺ーっっ!!!
クスクス…
「ボンゴレ…思った以上に面白いね…」
スパナはそう言って、俺の頭を撫でた
「簡単に…手放すのが、惜しい……いっそ、うちの物にでもならない?」
な、なに?
ちょっ…
ちょっと…!
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