戻れない日々。

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      リオンは先ほどのスタンたちとの戦いで傷ついた体に鞭を打って、リフトの稼動装置の前に立った。     「僕はお前たちとは一緒には行けない。リフトを動かすには、誰かがここでレバーを操作する必要がある」  と、スタンたちのいるリフトの方へ叫んだ。     「リオン、お前何言ってるんだよ!? 」     スタンの声には答えず、リオンはルーティの方を向く。   「ルーティ」   「……何よ」     リオンは、姉の顔をじっと見つめる。     「お前の知りたい事を、教えてやろう」
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