戻れない日々。

6/15
前へ
/26ページ
次へ
  その言葉に、先ほど思い浮かべた笑顔がまた、浮かび上がる。     彼女だけは、なんとしてでも守ってみせる。 たとえどんな事になっても。     「………ああ」   「ま、俺みたいになりたくなかったら、必死こいて守りな」     少し暗くなった空気をかき消すように、ジョニーはおどけて言った。     「言われなくてもわかっている」     その台詞と同時に、話はこれで終りだといわんばかりにリオンは背を向ける。  
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加