そろそろ はじめま初夏

7/7
14人が本棚に入れています
本棚に追加
/63ページ
  ベンは 何をしているのだろうか。   私にヤシの実を 突き付けている。   私は そのヤシの実を 取ろうとすると   ベンは ヤシの実を 引っ込める。   何がしたいのだろう。   しばらくして 私は思った。   『トマト 実は 食べれます。』   この 『実』を 『じつ』と読んでは いけない。   この 『実』は 『み』と読むのだ。   それを ベンは 教えてくれた。  私は ベンに また一つ 借りが出来てしまった。   だが これで終わる 私ではない。   彼の協力が 欲しい。   クッキングパパの。   そぅ 呟きながら 私は 今日も ロサンゼルスに いる。   ロサンゼルスは 良い街だ。   何故なら 私は今 ブラジルの リオのカーニバルに 参加している 真っ最中だからだ。   だが 私は サンバのリズムを 知らない。   だが私には 知識があった。   テレビで 遠藤という男が サンバを 踊っていたのを 思い出した。   そこで私は サンバを 踊ることにした。
/63ページ

最初のコメントを投稿しよう!