あれ!? ここは コーヒーが 美味しい

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  夏が 終わり もうじき 夏が 来る。   今は 真実の口の 前で 並んでいる人の 口に 腕を 入れて 夏を 待っている。   夏は 10時に 来ると 言っていたのに もうすでに 15時だ。   どれくらい 夏を 待っただろうか。   正確には わからないが   5時間3分20秒19   ぐらいだと 私の 第六感が 告げている。     その時 真実の口から 何かが 出て来た。   どうやら イソギンチャクの ようだ。   みんなは イソギンチャクを 施設に 預け、 暖かく 見守った。   だが 次の 瞬間、 イソギンチャクは いなくなった。   その場には 置き手紙が 81通 遺されていた。   そのうちの 80通は 私に 宛てた ものだった。   手紙には たいてい 『 これは 呪いの手紙です。 この内容と 同じ文章の 手紙を 3人に 出さないと 不幸が 訪れる。』 と書いて あった。   きっと イソギンチャクは 悩んでいたに 違いない。    
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