忘れ身の再会

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イメージが違ったアリスを見た2人は、アリスの側までやって来て、 「あ…頭でも、強く打ってしまったんか? ど………どうしよう。エース。」 スピナと呼ばれていた青年は、いざという時には、弱気になってしまうタイプみたいだ。 「うるさいな!お前の受け止め方が悪かったんじゃないのか?」 エースの方がまだ頼りになるみたいだ。 「…ねぇ。ちょっと、聞いてもいい?」 アリスは、この際、2人にここがどこか聞こうかと、思った。 「え?…あぁ。いいけど?」 と、スピナ。 「はい。何でも質問していいですよ?アリス。」 と、エース。 2人はどうやらいいようだ。 「それじゃあ…………、 一体、ここはどこなの?……………そして、 何で、2人は、私の名前を知ってるの??」 その時、 2人は一瞬で固まり周りの、空気が凍りついた。 この時はまだ、この質問をしなかった方が良かったのかもしれない。 アリス=ミルキーレにとっては…………。
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