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また新しく森の中にに金属音が鳴り響いた。
その時、人一倍大きな金属音が響いた。
「………ぐぁっ!!!」
木に誰かが打ちつけられた。
その人物は………、
アリス……ではなく、騎士の方だった。
アリスは元々剣裁きは小さい頃から教えられて来ていたので、その腕はなかなかな物であった。
木の根元に座り込んでいる騎士の目の前に、アリスは剣先を向けた。
その時のアリスの顔は酷く冷静な顔だった。
騎士はアリスの視線に感じ、顔を上げた。
その顔は何もかも悟っているような顔だった。
しばらくの間沈黙が続き、やがてアリスの方から口を割った。
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