真実の終焉

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アリスの後ろから出て来た腕がアリスの肩を掴み、 「「ね?アリスッ♪」」 と言う声が2人の耳に入り、騎手はがばっと前を向き顔を青ざめた。アリスはゆっくりと振り向き、顔をしかめた。 「…誰?」 さらりと言った言葉に対し、全体的に白い…強いて言うなら白うさぎのような少年が驚きうっすらと目に涙を浮かべて、 「うわっ!!僕の事忘れちゃったの!?もう、アリスってば意外と忘れんぼさんなんだから♪」 その言葉を聞いて、白うさぎ少年の隣にいた…黒っぽい…そう、黒うさぎみたいな少年が白うさぎに突っ込んだ。 「…第一、お前を見るのは今が初めてだろ。…例えコイツをこっちに連れてきたのがお前でもな。」 と言うと深くため息をし、まぁ最もあんなやり方で連れてくるもんかね。…と黒うさぎ少年は付け足した。
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