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篠宮さんから聞いた時も驚いたけれど、鈴谷さん本人の口からその言葉が発せられて、僕は衝撃を受けた。
初めからどうしたいかなんて、考えてなかった。
無計画に聞いたことを悔いた。
だけど僕はこの気持ちがなんなのか、知りたかった。
「そっすか…」
「フフ…俺、お前気に入ったかも」
「!!」
妖しい視線を寄越され、僕の身体に電流が走った。
「…失礼します」
とにかく、この場を去りたくなって苦笑いを浮かべ、僕は体育館から出て行った。
からかわれたのかな…
魔性って何だよ…
マジあの人のは強力過ぎるって
あーぁ、ハマっちゃった…
だって視線だけで…
笑えないよ
どうしよう、このまま流された方が楽だよな…
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