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「ー以上、今年度の内定者3名だ。解散!!」
キツい…、
何だよ、この練習量。
社会人ってこーゆーもんなんか?
やっと終わった…。
想像以上にキツかった。
マジ、ついていけんのかな…僕
宿舎に戻ると、ベッドになだれ込んだ。
少し硬めのスプリングが音を立てて、弾む。
そのままウトウトと、居眠りしてしまった。
しばらくしてドアがノックされ、僕は目を覚ました。
眠い目を擦って、ドアを開けた。
「あぃ~?」
「晩飯だ、行くぞ」
そこには、鈴谷さんが立っていた。
僕はそのことを理解できず、フリーズした。
「おい、大丈夫か?」
「えっ!?あっ、はい…すぐ行きます!!」
不審に思ったのか、鈴谷さんが声を掛けた。
そしてやっと僕は目が覚めた。
「そんな、慌てる必要ないよ」
体育館では見たことのない顔で笑った。
「!!」
あれは、ヤバいでしょう。
反則だ、あんなの…
てゆーか、男相手に何考えてんだ!
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