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その後の僕が、鳴り響く鼓動に悩まされたのは言うまでもない。
せっかくの食事も、何だか訳の分からない内に食べてしまって味わう余裕なんかなかった。
「何、辛気臭い顔してんだ?」
一人食堂に残っていると、缶コーヒーを手に篠宮さんがやってきた。
「篠宮さん…僕、どうしよう…」
「あんっ?どした?」
「僕、ホモになっちゃったかも…」
「はあっっ?」
突然の僕の告白に驚いたんだろう、めったに大きな声を出さない篠宮さんが食堂に響き渡るぐらい大きな声で叫んだ。
「ちょっ…声おっきぃっす」
「おぉ…悪い、つーかナニいきなり言うんだよ、ビビったじゃないか」
「すんません、でも冗談のつもりもないですよ…」
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