秘密のお茶会。

5/5
前へ
/64ページ
次へ
「ついこの間までは、三人一緒に日だまりにいたのに。」 方翼の堕天使は懐かしそうにいう。 「バラバラになるよう仕組まれていたのさ。」 人が淡々とこたえる。 今は、天と雲と地上に別れてしまった。 求めるものも違う。 ただ、三人が持つのは、あたたかな日だまりで、無邪気に転げ回った思いでだけ。
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加