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「彰さん、なんスかその反応は~」
悪魔は苦笑して奥へと進む。
あたしと阿部っちも悪魔のあとをついて行く。
「なんだよまた奥行くの?たまにはカウンターで相手しろって」
彰さんと呼ばれた人はため息混じりに言った。
「え~だって彰さんのサジェストで食い過ぎるんだもん」
「何言ってやがる。自制しろ」
「だって全部美味いしさあ~無理ッス」
「まぁいーじゃん、お友達、紹介しろよ」
悪魔はにこにこと笑ってカウンター席に着いたので、あたしたちも必然的にそこへ座ることになる。
悪魔を挟んで座ったあたしたちに、彰さんは微笑んだ。
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