出会い

27/30
56人が本棚に入れています
本棚に追加
/413ページ
そこで授業を知らせるチャイムが鳴る。 「ん、もう時間か」 悪魔はそう言いながらあたしの携帯で時間の確認をすると、掴んでいたあたしの腕を解放してそれを握らせた。 「後でアド教えてね」 悪魔は自分の顔の横で手を振り、席へと戻っていった。 「麗音、メールする」 あやはあたしの行動が気になったらしい。 少し気を使うような素振りを見せながら着席した。
/413ページ

最初のコメントを投稿しよう!