休日の悪魔

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‥うん。 視線が痛いんだよな、周りからのさ。 さっきのは照れた、っていうより、周りからの視線にちょっと距離を置きたくなった。 阿部っちもかっこいいけど、悪魔はもっと魅せる。 人間的なのが阿部っちなら、成瀬はまさしく悪魔だった。 「‥あたし2人と居たくないかも‥」 ぼそりと呟いた言葉に、悪魔は首を傾げた。 「なんで?」 阿部っちも首を傾げる。 「あ、やっぱ菊川来てからの方が良い?」 心配そうな顔をした阿部っち。 ごめんよ、違うんだ。 「だからってレオ1人には出来ないし」 ちょっと苛立った悪魔の声。 こええよバカ!
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