休日の悪魔

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「や、違う‥え~っと‥」 「とりあえず飯食わねぇ?や、まだ10時だから2人は軽くでいーのか」 「え?」 「俺さ、昨日の昼からなんも食ってなくて。」 悪魔は苦笑するとあたしの手を取って歩き出す。 「ちょっと行ったとこにさ、俺の好きな店あるの。遅れたお詫びに俺持ちで行かない?」 「ん、奢りか」 「そ」 にこやかな2人に、あたしはため息をついて引っ張られるまま歩く。 今だに‥ってか、さっきより視線が痛い。 なんで男女とも見てくるんだよ。
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