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背中
伸ばした手
真っすぐに
背に触れて
押してあげるよ
君のためならば
泣きそうに
寂しそうに
迷うときには
ふたり遠くなって
後悔するかもしれない
それでも送り出すのは
せめてもの強がり
振り向かないで
背中には
本当の気持ちが
うつるから
いつも後ろ
ついて歩くよ
何よりも早く
君のこと
気付くように
懐かしい
匂いに
誘われて
忘れかけてた
あの日が呼ぶんだ
泣かないよ
もう大丈夫
君がいるから
しがみついた思い出に
思い切って
手を振ろう
一番鮮やかなのは
今の僕らなんだ
過去なんかじゃない
背中には
本当の姿が
うつるから
君の前は
歩きたくない
この気持ちは
君にはまだ
言えないから
芽生えた高鳴りは
発展途上
照れくさくて
口にはだせないけれど…
背中には
本当の気持ちが
うつるから
いつも後ろ
ついて歩くよ
誰よりもずっと
君のこと
愛しく想う
例え君が
誰かを想い続けて
いようとも
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