1人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
スタートライン
気付いてたよ
ホントはね
僕はもう
君にとっての
何物でもない事くらい
それを
思い詰めた日だってある
涙流した日だってあった
だけど
いつかそれは
僕も同じに
手放したら
もう戻らないだろう
かなわないくらい
広いこの空の下
別の道を行く
ここがスタートライン
気付きたくなかった
僕らいつも
背中合わせで
お互い見えてない事なんて
いつも
歩み寄ろうとしなくて
体温だけが近くにあった
だけど
君の傍は
居心地が良くて
手放したら
もう会えないだろう
かなわないくらい
広いこの空の下
分かれ道を行く
ここがふたりのゴール
汗滲み始めた
手のひらを
ゆっくりと広げて
『君はもう自由だ』
笑って
そう、精一杯
手放したら
もう戻らないだろう
かなわないくらい
広いこの空の下
別の道を行く
ここがスタートライン
新しい日々への
スタートライン
最初のコメントを投稿しよう!