ボクは月、あなたは太陽

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あなたは太陽 ボクは月 あなたがいなければボクは輝かない いつからそんな関係になったんだろう? ちょっと前まではお互いがお互いを必要としていたのに どこで狂ったんだろう? あんなに愛情表現してたのに あなた以外見てないのに あなたのために全てを惜しみなく与えてきたのに 今だってあなた以外の人を愛せないのに 一生あなただけを愛し続けると神に誓えるのに もうあなたにひどい仕打ちなんてしないのに ボクの気持ちは一生あなたに届かないの? いくら想いを伝えたところで ボク自身は輝けない 結局のところあなた次第 ボクはあなたからの光を待っている あなたからの光がなければ ボクは存在しないに等しい あなたがいなければ まるで無力な存在 あなたが照らしてくれない限り ボクは光輝くことはできない あなたの存在がどれほど大きいことか あなたに照らされたことで ボクは輝いていられた 今のボクはどうだろう? あなたに照らされなくなったボクは みんなから存在していることすら忘れられている こんなにもボクが影響されるものがあっただろうか あなたに見捨てられたボクはもう存在する場所すらなくなってしまった これから生きていくには間違いなくあなたの力が必要 ボクはこんなに弱い存在になってしまった それはあなたに愛されたから 愛してくれたから 急にボクを捨てたから そんなにボクを苦しめるの? たまに照らしてみて、元気になったらまたボクを放っておくの? でもボクは何も言えない ボク自身は自ら光輝くことができないから あなたが照らしてくれないとボクはもうだめ あなたからの光を受け続けることでボクは強くなれる
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