第3章

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《砂漠》 ざっざっざ………。 ゆいは砂漠の中を歩いていた。 今のところ、魔物は姿を見せない。(きっと隠れている) 暫く歩くとオアシスが見えてきた。 「あっ‼水だぁ~🎵🎵」 するとその時、青いプニプニしてそうな魔物が現れ何故かオアシスまでの道を通せんぼしていた。 「あれは……スライム⁉実物を見たのは初めてだ」 スライムはゆいにタックルを仕掛けてきた。 「ぐはっ⁉痛いっ‼‼こっちもやってやる‼」 ゆいは手のひらをグーにしてスライムに殴り掛った。 ……しかし、スライムはヒラリとよけ、またタックルを喰らわそうと構えていた。 「ど、どーしよう……💧」 すると、ゆいの頭の中に誰かの声が響いた。 【メラ・・・】 「(えっ?何?今の声?メラって、まさか……。ダメ元でも、今はそれに賭けるしかない‼‼)えいっ‼メラ‼‼」 ゆいが叫んだ瞬間、手のひらから火の玉が飛んでいってスライムにヒット‼‼ スライムは倒れた。 そして、スライムが消えた後には、宝箱が置いてあった。 「(あんな小さな身体によく入ってたな)」 宝箱を開けてみると、短剣が入っていた。 ゆいはオアシスで一夜を明かす事にした。 .
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