第1章

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……ここは幻華高校1‐C 今はテスト返しの真っ最中である。 「出席番号順に来いよ~」 全員がしかめっ面をした。 この学校は、進学校でテストがめちゃくちゃ難しいのだ。 そして……昼休み。 「ねぇ、ゆいちゃん。テストどうだった?」 ゆいと呼ばれる少女はお弁当を食べていた。 「ふぇーとふぇ、はひはひへひひんひひょふひっへはほ⁉(えーとね、だいたい平均以上は行ってたよ)」 「そっかぁ、いいなぁゆいちゃんは。私なんて今回がたおちだったよぉ💧💧」 ふごふご言ってたのにも関わらず一字一句聞き取っていた。 ………友達すげぇ‼ 学校も終わり、ゆいは帰路についた。独り言をぽつんと漏らす。 「何か毎日勉強で疲れたなぁー。なんか面白いことないかなぁ………。」 そして、ゆいは眠りについた……。 ゆいは変なところにいた。 辺り一面真っ白なのだ。 まわりを見渡してみても何もない………。 「えーっと、これは夢?」 ふいに自分のほっぺたをつねってみる。 ………痛かった。 「っ痛💧……といことは夢じゃあない⁉⁉」 考えてもしょうがないのでとりあえず歩いてみる事にした。 すると、一人の老人が困った顔をして、つっ立っていた。 .
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