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《異世界》
「おい……おい、大丈夫か?こいつ本当に生きてんのかよ?八戒」
八戒と呼ばれる青年が生きているか確かめる。
「ええ、生きていますよ。この子寝ているだけです。………しかし、珍しいですねぇ。ジョニーが人助けとは」
ジョニーと呼ばれる男は少し顔を赤らめた。
「あぁ?しょうがねぇじゃねぇか。このバカザルがうるせぇしな」
「え~。だって、こんな所に女の子1人じゃ、妖怪や魔物に襲われちゃうし………。みたところ、何にも武器らしきものも持ってないんだよ?」
少年とジョニーと呼ばれる男が口論している間にゆいは意識を取り戻した。
起き上がり、辺りをみわたす。
「んー。……私本当に異世界に来たんだ………」
「やっとお目覚めかい?お嬢さん」
赤髪で長髪の男がゆいに話しかけてきた。
「助けてくださって、ありがとうございます。私の名はゆいと言います。……あの、名前を教えて貰えますか?」
さっきの赤髪の男はにっこりと微笑んだ。
「ゆいちゃんね❤俺の名前は醐浄。あの金髪が三蔵サマ。ま、俺達はジョニーって呼んでるけど」
バーン‼‼銃声が空に轟いた。
「テメェ(この銃で)打つぞ」
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