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銀座へ。
NとMの結婚式へ。
子供はもう一歳になったころだったかな?
バイキング形式で立食。
Nの両親には日頃からよくしてもらっていて、半分親族みたいな僕は調子に乗ってみた。
調子に乗ってるのは普段からだけど。
あっちこっち色んな人に話しかけた。
と、女の子の三人組の1人から名前を聞かれた。
周りもガヤガヤしてることだし、僕は名刺を渡した。
しばし間を置いて、名刺を渡した子の隣にいた女の子がこう言う。
『私その名刺持ってるよ?部屋にあるよ。』
『(客にこんな若い子いないし…なんで?まぁいいや。)
あぁ!そうだよね!前に渡したもんね!ええっとあれは…』
『バーミヤン!』
そう言われた僕は間髪入れず…
『あぁ!バーミヤン!(バーミヤン?)』
つくづく調子がいい僕。
とりあえず知ってるふり。
なにもかも忘れていた。
思い出したのはこのやりとりの10分後だった。
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