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確か…22歳頃だったと思う。
当時、恋人と別れたばかりだった僕は抜け殻だった。
そんな折り、幼稚園からの腐れ縁のNに言ったんだ。
『お前の彼女の友達に誰かいない?』
抜け殻だったことについて特に何を話したわけじゃあない。
彼は何も知らない。
しかし僕の状態を察してなのか、普段の『聞くのがめんどい。』とは違う答えが返ってくる。
数日後、Nからメールが来たんだ。
『時間がうまくとれないから、とりあえず4人でご飯を食べよう。』
こんな流れだった。
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