「Please don't remember.」

3/7
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
    「な…なんでお前やねん…」     流れる涙を拭いもせず俺がそう言えば     「なんでだろうね?」     儚い顔で笑うあいつ。     「ごめんね?健一…」     そう言いながら俺の頬に触れる指は温いのに…     「謝んなや…」     「あのね…健一。お願いがあるの…」     あの日お前が言うてた約束は   一生守れそうもないわ…      
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!