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  最初の虹は貴方と見るの 私は一人目を閉じる 空架ける虹 目を逸らす 隣りに貴方がいないから   虹を見たいと言っていた 私も見たいと寄り添った 芝生に座り空を見る 流れる風に雲流れ あとは虹だけ 足りないの   白いベッドに白い部屋 白い貴方は痩せ細り 色が欲しいと言っていた 虹が見たいと泣いていた 駆けた私も涙した 極彩色のアクセサリー 貴方の目には映らない   こっそり連れ出し海に来た 貴方連れ出し海に来た 流した涙は多かれど 虹作るには足りなくて   だから私はここに来た 貴方に虹を見せたくて 陽光照らす水面から 雫跳ねさせ虹作る 欠片の虹は小さくて すぐに消えてしまうけど 何度も何度も跳ねさせて 儚い欠片焼き付けた   やがて貴方は笑います 白い顔には海の色 太陽の色に砂の色 笑った顔は虹でした   色とりどりの 虹でした       虹を眺めて想います 貴方の笑顔を想います 白い貴方は虹の様に 儚く消えて行きました 儚い虹を見るたびに 貴方の笑顔が浮かびます   忘れません でも忘れます 虹で浮かんだ貴方の顔は 虹と一緒に消しましょう そして一人で歩くのです   さようなら愛した貴方   次の虹まで さようなら  
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