必殺技!

3/3
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
っかーっ!」 あやのゴリアテがぴょんとジャンプするとスラスターをフルスロットルで踏み込みもう一段高く飛び上がった。 「いっくぞぉーぷれっしゃああああああああっ!」 空中で一回転したかと思った刹那、ゴリアテは頭から地面に叩きつけられた。 ドーンッ! 「ちょ!あや大丈夫!?」頭を地面に突っ込んだ形でもがくゴリアテのなかで駆け寄るシュネーにハッとするあや。 沈黙が流れ、静かにスポッと頭を地面から抜くゴリアテ。 「べっ、別にせったんがディープやったのが悔しかった訳じゃ・・・・訳じゃないん・・・・うぐっ・・・・うぐっ・・・・ウワーンっ!」 泣き出したあや。 「く・・・・悔しかったのねw」 苦笑いしながらシュネーは崖の上に立つカタパルトを見つける。 「あれ?雪那?あの子何やって・・・・エエエエエエエエエッ!」 後ろ向きに飛び降りたカタパルトが一回転し着地と同時にバルカンを撃ちはなった。 「わ・・・・ワイルドショットwwwwwwww」 シュネーはもう笑うしか無かった。 プルプル震えるゴリアテ。 「せったんの・・・・せったんの・・・・ヴアクアーッ!」 あやはそう叫ぶとフルスロットルでその場を走り去った。 「シュネー、あやどうしたの?」 不思議そうに雪那は尋ねた。 「もっそい、悔しかったみたいよw」 苦笑いしながら雪那に告げた。 ある晴れた春の昼下がりのことだった。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!