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彼氏と別れてから
私にも変化があった。
毎晩繁華街に出掛けて
親友の千尋と遊んだ。
千尋は1歳上で地方で
キャバ嬢をしている。
中学を卒業してから
ふらふらしてる私には
考えられないほど、
毎日仕事に没頭している
千尋を見て羨ましくなった。
千尋から仕事の話を
聞く度に彼氏を思い出す。
いつからか私もキャバ嬢に
なりたいと強く思うように
なっていった。
今までは興味だけだったのが
本気でやりたくなっていた。
17歳だからキャバクラでは
まだ働けない。
だけど地元のスナックなら
年齢確認が甘いって
聞いたことがある。
毎日通る駅へと続く道にある
スナックに電話をすることに。
今考えると浅はかな考えだけど
当時はただがむしゃらに
水商売に憧れを抱いていた。
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