25人が本棚に入れています
本棚に追加
世は戦乱の時代
もののけも飛び交う頃
世では奇病が流行っておりました…
奇病は目を口を耳を次々と媒し
全てを覆いつくし眠るように倒れてゆくというものでした
この奇病により民は次々と倒れ死に至り
この世の終わりを訃げようとしておりました
1人の祈祷師は
奇病…
流行り病である原因を物のけの仕業だと告げ
人柱を立てることを告げました
人柱は高貴で知性に富み
椿姫を立てることになると誰もが思っておりました
しかし殿の1人娘でもあり誰も口にすることはありませんでした
殿は心優しい方でしたが、自分の娘を人柱として差し出すことができませんでした
最初のコメントを投稿しよう!