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「おねぇちゃーん…あっやっ…きやぁうぅ」
スザー――!!がらがらどっしゃあぁぁ…
大きな音とともに先ほどの少女の声が聞こえました
『…こらっ!雫っだから走るなと言っただろうっ!』
その後ろには鈴音と同じ年くらいの少年が立っていました
ソバカスのつんつん頭の男の子
男の子は雫と呼んだ女の子を片手で立たせると鈴音の方を見て眉間にシワを寄せました
『……お前らなんであそこにいた?』
「…?」
鈴音は答えることが出来ませんでした
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