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初めまして
お父さん…？ですか？
恋花です。覚えていますか？
ごめんなさい…わたしは貴方が誰なのか…
顔を見ても分からなかった。
目をあけて…私を見て下さい。３歳の私はまだ貴方の中で生きていたのですか？ずっと忘れずに貴方の娘として愛してくれていたのですか？
蝋燭の闇に微かに貴方の表情が揺れた気がした…
私は…今少しだけ貴方に会った事後悔しているし 心から会いにきて良かったと思っているよ…
生きている貴方に会いたかったよ!…それが後悔…
貴方に今最後に会えて…知らなかった不思議な愛おしさを知った事
それが…良かった事かな…
ずっと貴方の娘として生きてみたかった…
そんな風景が鮮やかに…まるで本当にそうだったみたいに想像出来てしまう…私は貴方の子供だからでしょうか…
20年前…離れて行った家族が私の目の前で再び再会する日がくるなんて…
お父さん…私はどうですか？貴方の描いていた娘になっていますか？
私に…会いたかった…？
私に…会いたかったですか…？
ただ横たわる貴方はもぉ恋花と生きてる世界さえ違ってしまったね…。
今度貴方に会えるのは…離れていた月日の何倍も先になるでしょう…
それでも…もぉ一度
今度は…笑って名前を呼んでね…お父さん。
私は貴方の娘で良かったよ…お父さん…。
最後に…お父さん
『さよなら』じゃなくて…
『お帰りなさぃ』って言うね…
そして…また『行ってらっしゃぃ!お父さん…』
『ありがとう…永久に』…
『お父さん…』
貴方の娘で…居させて…ね。
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