◇さよならニート

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    汚く狭い階段の終点には、もっと汚く狭い廊下がまっていた   「あ、こっちへどーぞー」 「あー…ありがとうございます」   ママに右の扉を紹介されると、 僕はされるがままにそこへと向かった     「もうすぐやっちゃうから、  まぁ頑張ってねー」 「あー…ありがとうございます」 「勇者やるとか、若いっていいわ  ねー」 「あー…ありがとうございます」     面接がはじまる 自分でも奇妙なほど緊張をしていない   …大丈夫だろうな    
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