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＜"強さの調整がおかしい"
重大なクレームを頂きました
それも、何件も＞
サリーの言葉が頭をよぎる
でも、それなら、それだったら、もっと良かったのだろう
＜クレームに応えるのが、あたし
たち処理班の役目＞
今までの優しさも、愛情も
全て、このためだったのか
そう
＜…つまり、俺に＞
＜退任してもらう必要がありま
した＞
全部全部全部全部、
嘘だった訳か
＜下手に支持者が居ても再起出
来ないように、経済も立場も
ぼろぼろにした上で＞
この、女…
少しずつ冷静になってきて、俺は事の重大さと、嫁への申し訳なさを思い知った
ごめん、ごめんなあ
サリーも、ごめん、ひっぱたくくらいじゃ、足りなかったな
＜あー、ガルちゃんが好きよ？＞
にやにや笑う、この悪魔を、どうすればいいのか
色々頭は巡るんだけど、身体が着いて行かない
もう、どうしようもないのか
その時、扉が勢いよく開く音がした
＜ガルっさあぁァァん!!!＞
＜えっ!?＞
＜サリー!!＞
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