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魔王城に落ち着いてから、けっこう経ったんじゃないか
俺とサリーは、無言で、いつもの会議室に居た
サリーのお茶請けシリーズが、妙に身体に沁みる
サリーは怒っているのだろう
俺が不甲斐ないがために、かなりの面倒をかけているんだ
もしウリエルあたりが同じことしてたら、マジギレすると思うし
<………>
それでもサリーが、無言で肘をついているだけなのは、きっとサリーが大人だからで、俺にとっては、むしろそれが怖いんだ
俺は、謝罪の言葉を絞り出すしかなかった
<ごめん>
<浮かびました>
するとサリーは、俺の言葉と同時に、俺を捉えた
<これからの行動を>
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