その名は………

2/12
1008人が本棚に入れています
本棚に追加
/166ページ
「どうする?サスケ君探しに行くなら今しかないよ?」 一時中断。今ならどこに行っても危なくない。 「………サスケ君探しに行く前にログアウトの方法さがそう。見つかれば一緒に脱出、どう?」 確かに……ん……そうだね。 「わかったよ。コーヒー入れる。」 「さんきゅっ♪」 携帯と向き合う雄子、私はキッチンに向かいコーヒーを入れる。こういう時は私はあまり役に立てない。というか、コンピューターに関してほとんど無知なのだ私は。雄子は得意中の得意。なら適材適所で雄子に任せる方がいい。ん?だったら………。 「ねぇ雄子、今のうちに私がサスケ君探してこようか?」 そう、その手があった。 「ん、私も考えた…けど…あのさ…言いにくいんだけどね?」 「……うん。」 神妙な赴きで言う雄子。 「確かに中断中で武器は出せないよ?けどさ?今【ここ】にある包丁とかでも殺せたりしない?」 「っ!?」 確かにそうだ。殺せるのは武器だけ?いや、サスケ君転んだって…痛かったって…つまりそれさえもダメージになってしまう。 「わかったよ、ここにいる。サスケ君心配だけど…雄子1人にするのはもっと怖い。」
/166ページ

最初のコメントを投稿しよう!