奪われた日常

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「サバゲーっだし接近もあるから♪」 雄子テンション高過ぎ… 「僕弓だし、接近戦は…」 「チームだから大丈夫♪私が接近、サスケ君は間接♪」 「どうしよ?何も思い付かない、」 接近?間接?よくわかんないよ。 「じゃあ両方行ったら?」 雄子が言う。でも確か… 「2つは無理でしょ?1つ選べって書いてるよ?」 うん、確かにそう書いてある。 「なーんにも言わず私に任せなさい♪携帯貸して♪」 私は言われるまま携帯を雄子に渡した。 「えーっと、これでよし♪選択~♪」 「ちょっと!?見せてよ!?」 携帯の決定キーを連打する雄子。 「ダメ~♪当日までおたのしみ~♪決定!」 「あ、あんた!?」 「いやん♪」 やられた…いつもの展開だ。 そしてチャイムが鳴りそれぞれの席に戻る。 帰宅後、マイページを開くと隣県に住むモバ友からミニメが来てた。 差出人 レフト 本文 やっほーっ♪ ひっさびさぁーっ♪ どう?モバサバやるの? あたしゃ登録しちゃったよーんっ♪ 返信 したよ♪お手柔らかに♪ 3日後、荷物が届いた。 携帯に差し込むコントローラーと目を覆うディスプレイ。 明日は日曜日、今夜くらいに雄子からメールが来るだろう。
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