フューチャーメール

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退屈な午後の授業もなんとかやり過ごし、春のポカポカ陽気に生欠伸を噛み殺しながら校門を出る。 駅まで続く細く長い下り坂を何も考えずに歩いていると、また生欠伸で口の中が一杯となる。 「つまんねーなぁ…」 軽く目蓋を擦りながら無意識に呟いていると、携帯が鳴った。 この曲は博志からだ。 「はい?何?」 「姐さんは今どこよ?」 「だから、姐さんって言い方やめろって言ってんぢゃん!」 「え~?!だって姐さんは姐さんだし(爆)」 「ったく…。で、何?」 「ちょっと面白い話を仕入れたんだけど、まだ電車乗ってないなら、いつものマックに来ない?」 「面白い話?何よそれ?」 「それは来てのお楽しみってことで」 「博志の面白い話って、いつもいつも大したことないぢゃん」 「今回はマジだって!」 「ど~だか…。ま、暇潰しに行ってやるか」 「流石!ぢゃ、10分後くらいにいつもの席で!」
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