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浩介の申し出に愛歌は予想通りと言わんばかりににっこりした。
愛歌の考えなど知らない浩介はというと、その笑顔を見て嬉しそうにニコニコしながら愛歌と出会えたことに感謝していた。
「じゃあ行きましょ?マスター、お勘定。」
「全部で600円。」
「ヤスッ!」
ジロッと愛歌は浩介を睨み「気にしないで。」と言いお金を払って店から出た。
「んもうッ!!あそこのマスター変なんだからそういうこと言ったら値段変えられちゃうじゃない!」
「いや…それもどうなんだよ。」
「変だからいいのー。ほら、早く行きましょ♪」
「あ、あぁ…こっちだよ。」
先程あんなにも愛歌と出会えたことを感謝した浩介だったが今度はこんなことでこの先大丈夫なんだろうか…。と不安になっていた。
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