認メナイ

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怪しげなカフェを出て二人は無言のまま歩いていた。 浩介の心中としては愛歌が息子を好きになってくれるのだろうか、息子は愛歌を認めてはくれるのだろうか…。と不安で胸が押し潰されそうだった。 一方の愛歌は元々が楽天的な性格なため、一輝との仲よりも先ほどのカフェで飲んだ2杯目が思ったより不味くなかったことを考えていた。 「ここだよ。」
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