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浩介が意を決して店内に入ると店内はカビ臭さと埃臭さ、ヤニ臭さで満たされており浩介の肺に入るのではないかという程鼻に入ってきた。
思わずむせそうになるが丁度店長がコチラを向いていたために無理矢理堪えて愛歌の座っている席へと行くと彼女は笑顔でメニューを見ていた。
浩介が席に着いたのを確認すると愛歌はメニューから目をあげた。
「ここのオススメはキリマンジャロかなー。
あ、でも浩介は初めてだから普通にブレンドの方がいいかも。
すいませーん、キリマンジャロとブレンドお願いしまーす。」
愛歌は勝手に注文するとニッコリと浩介に笑いかけた。
「それで、大事な話ってなぁに?」
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