一日目・夜

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「……あなた人形?」   「……言われてみればそうかも」     とりあえず食事を終え、落ち着いてから先ほどの続きを。     「私の能力も踏まえて説明しなきゃいけないんだけど」   「とりあえず聞かせて!」     人形と言った途端興味津々のアリス……。     「えっと、まず私の能力が世界を渡る程度の能力だっていったでしょ? で、その能力っていうのは外と幻想郷っていう垣根を遥かにこえたレベルで、異世界の技術っていうのも資料で知ったんじゃなくて現地で覚えたものなのさ」   「つまり外の世界の住人でも幻想郷の住人でも無いってこと?」   「そう。その上私の種族はとある無名な世界にしか存在しない、しかも絶滅危惧種なんだ」   「はぁ……てことは誰もあなたのことは知らないんだ?」   「親と私以外はね。……その種族ってのが……   魔岩人形。   簡単に言うとスゴい土人形ね」   「へー……」     簡単に自分のことを説明し終えると、アリスがなにやら考え込みはじめた。
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