遠足に行こう!

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「は…初めまして私、花山萌絵<ハナヤマモエ>って言います。一年間よろしくね」って私が生徒8人に自己紹介を済ませると反応は「ギャハハハー!マヂウケるし」無し…っていうより聞こえてないみたい。教室、全体が五月蝿くて。「本当はこんなに方法は使いたくなかった」と小声で言い終わると私は両方の耳にミミセンをして、黒板の前に笑顔で立って自分の爪を黒板におしあて、コレでもかと、おもいっきり、ギィィーーーッと鳴るまで、黒板を引っ掻いた。「イヤーーッ。ワアアッ。」と生徒逹の悲鳴が微かに聞こえる。 すると1人の女生徒が私に「何シャアガンだ💢」と怒鳴られたこの女生徒の名は…五十嵐春<イガラシシュン>だ。覚えておこう。 が。ブチッ。流石に堪忍袋の尾が切れた。「オメーラは人の話しもロクに聞けねえのかよ💢猿以下め…イッペン死んでこいやあぁぁぁ…💢」とつい大きな声を張り上げてしまった。教室の空気が冷めた。 (しまった❗ついあんな汚い言葉をイヤ私は昔はレディースとはいえ…バレた?)と、ふと頭の中で思った。 1人の男子生徒が重い口を開けた「お前…今までの先公と違うわ…俺は山田洸<ヤマダコウ>だ」と男子生徒が言ってきた。「あ…ありがとう 私 花山萌絵よろしく」と照れ臭く言った。ガラリ。「ゴラァ…貴様、何?イケシャァシャァと遅れとンじゃあ💢」と、遅れた生徒に叱ってみせたが…一目みたら女の子と見間違えた。「スミマヘン。昼のご飯を買ってたら…つい遅れてもうて…アッ!自己紹介しますよ。ぼく高内和<タカウチヤマト>って言います」どうやら、男の子みたいだ。ブッ。(教師足るもの男子生徒に鼻血をだすとは何事かね)と自分を叱った。しばしば沈黙が流れる。沈黙を破ったのはある一言だった。「おばさん⁉」と誰かに呼ばれたので、鼻血の出た花をティッシュで抑え振り向く…「はい」それはイトコの花山陽菜<ハナヤマヒナ>だった。「私、聴いてないよ。ここに来るなんて。おばさん」さっきから、人の事をおばさん、おばさんと少し勘に触った「おばさん、おばさんって、私はまだ20才よ。失礼な」と陽菜と萌絵の話を聴いていた双子の女の子が「イトコ?」とか言っている。女の子の名前は高木マリー<タガギマリー>すると双子の男子が「かな」と言っている。男子の名前は高木ジョン<高木ジョン>二人ともハーフらしい…ある1人の男子生徒が「マヂウザッ」漏らす名は岡山元<オカヤマハジメ>だった。
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