是永小春に会いに行く

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是永小春に会いに行く

「遠足に行くぞ!」と萌絵が元気よく言った。 双子以外のの5人は冷めていた。「萌絵先生…ホンマに遠足に行くんですか?小学生でもあるまいし」と和が萌絵に問いかけた「本当だ!遠足に行くぞ!遠足はイヤか?」と萌絵が和に問いかけた「イヤじゃないけどさ…」と和は少しイヤそうに答えた。「遠足は良いぞ!」と萌絵が言った。釘付けで双子のマリーとジョンが聞いている。「遠足は何が良いの?」と質問をマリーにされた「マリー、ジョンお前ら遠足…知らないの?」と二人に質問をした「俺らは去年まではフランスに居たから日本の文化はよく知らないんだ」とジョンが答えた。「そうか…遠足はな皆で遠出してお昼には皆でお弁当を食べて自分で買った、駄菓子を食べて、食べ終われば皆で遊ぶんだよ。どうだ?楽しそうだろ?」と言った「ウン」二人そろって答えた。「よしっ!明日は体操服で来いよ。集合場所はここ教室に集合な、必要なものは…弁当と菓子と水筒とシキブクロな!今日は解散だ」と萌絵が言うと約10秒ほどで居なくなった…。「さて…行きますか?小春の家に…」と萌絵が言い、小春の家に向かうべく教室を後にした。 「ハァ~…でっけー家だな」と家のあまりのでかさに圧倒されつつ萌絵はチャイムを鳴らした。ピーポーンピーポーン、とチャイムがなると、家の玄関が開き、小春の母らしき人が出てきた。「はい?どちら様で?」と質問された。「アッ!コンニチハ!この度、小春の担任になった。花山萌絵です。小春?」と畏まったように萌絵は言った。 「アッ!担任ですか…私は小春の母の是永咲子<コレナガサキコ>です。小春は居ますけど…どうかしましたか?」と言われた。やはり小春の母であったか…。「明日、遠足があるので、その小春も一緒にと思いまして」とサラリと用件を伝えた。「なら、小春を呼びますね」と言われた。どうやら小春を呼んでくれるようだ。「コーハルー、コーハルー」と呼ばれて。背が高くて三つ編みの子が、階段から降りてきた。「何?母さん?」と淡々と言っている。「先生、この子が小春ですよ」と言われた。もう一度上から下まで見てみた。170㌢以上は確実にある、顔は綺麗に整っている。 三章へ続く
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