2章 引きこもりと未来と大桜一家

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門をくぐった俺の目にまず飛び込んできたのは、京都の寺を彷彿させるような立派な日本庭園。 俺の家がすっぽりと入ってしまいそうになるくらいの大きな池。 そして生け垣の所に泥棒のようにコソコソ隠れている女の子だった。 「……なにやってるんすかお嬢さん」 「わっ! えっとえと、こ、これはそのう……」 悪戯が見つかった子供のようにオタオタする未来。 というか実際していることは子供の悪戯と大差無かった。
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